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ためしてガッテン「これだ!快感防災テク」の回は永久保存版

今から8年前の2012年12月19日放送のためしてガッテンの内容は最高に素晴らしいのでご紹介します。

NHKが行った2011年の世論調査で判明した東日本大震災以降の防災対策をランキングで紹介。出演者が家具の転倒防止や避難場所の確認と答えたが当たらず、1位は懐中電灯の準備だった。今回は第2位が番組のテーマに関わる問題だった。

東京近郊に住む住民12人に巨大地震への恐ろしさを感じてもらう実験が行われた。まず行われたアンケートで地震対策に意識を向ける効果を狙い、さらに日本大学芸術学部のチームが作った地震の怖さを思い知るよう作られたビデオが見せられた。ビデオを見た12人の中には涙を流した人もいた。

1週間後に参加者に対策が進んでいるかを取材。しかし、対策を施している人はいなかった。

スタジオで実験の結果を紹介。12人中3人しか対策を施した人はおらず、山瀬まみはグッズなども買ったことでホッとしてしまうと話した。これにより、防災対策をランキングの第2位は「なにもやっていない」と判明した。

人が何もやらないことを自動車の模型で紹介。自動車を買うと保健に入るなどするが、運転している間に自分が死ぬかもと思いながら乗っている人はおらず、これこそが人間の特性の1つ「楽観バイアス」だった。また、防災対策のランキングは自分が地震後に生きていることが前提で構成されていて、阪神淡路大震災のときは家具などで下敷きになって亡くなった人は全体の8割に及んでいた。

地震対策をあまりやっていないという30人に、地震によって家具が倒れるビデオを見せて、家具固定グッズが買えるホームセンターの地図と、一部の人だけグッズの効果を解説した資料を渡した。GPSで追跡すると、地図だけ渡した人は誰も行かないのに対し、解説書を渡したある集団だけが転倒防止シートを購入していた。

スタジオで転倒防止グッズを購入した1グループに渡したあるものについてトーク。一部の人達には予め自身の子どもの写真を持ってきて欲しいと指定していて、この人達だけが買い物をしていた。

「大事な人の危険には気がつく」

大切な人のためには行動を起こすことを実験で示しました。防災の普及は大切な人に目を向けて、その人が危険に遭わないようにすることから始まります。

ものすごく勉強になる回でした。