TBS報道特集で紹介された内容を今回ご紹介したいと思います。それは東日本大震災の際に津波の被害から免れた神社がたくさんあることが分かったのです。
なぜ?神社の手前で大津波が止まったワケ(2011年8月20日放送)
福島県の沿岸を調べていくと、不思議な現象が確認された。東日本大震災で起きた津波の浸水域の線上に多くの神社が無傷で残っていたのだ。
今回、私たちの取材で浮かび上がってきたのは、何百年・何千年の昔から伝わる先人たちの知恵、いわば「いにしえの警告」とも呼べるものだった。
過去、巨大津波に襲われた経験がある歴史から神社を被害エリアからはずし、その神社が並ぶところが今回の東日本大震災での境界線となっていることが分かった。
貞観津波で被災した経験をもとに、ここなら津波に襲われない安全な場所に神社を移動したのではないかというこです。
これをいにしえからの警告として受け止めることができます。
今住んでいる地域の神社やお寺、そしてそれが何年に建てられているか?
そうして目線で自分の地域が安全なのか判断することもできるかもしれません。
さらに神社以外にも難を免れた旧街道の存在も注目されています。今回支援物資が運べたのも、この旧街道が津波の被害を免れたおかげだといわれています。もしこの街道も津波にのまれていたら、もっと支援が遅れていたことになります。
このように古くからの歴史があるものには必ず意味があり、その意味をしっかり知ることで、過去どのような被害を逃れてきたか考えられると思います。
地名や名称にも意味があります。先祖が残したメッセージをしっかり受け取ることが大切だと思います。まさに「先人の知恵」ということです。