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初期消火の重要性~消火器の正しい使い方~

初期消火は2分までが勝負!

木造家屋の火災は、平均すると全焼にいたるまで20分程度です。火災の燃焼がどれくらいの時期までが初期消火が可能かを見極めるものまた難しいことです。
一般に初期消火のが可能なのは、天井に火がまわるまでといわれております。
これが初期消火の限界と考えて、天井に火がまわれば、現場に到着する消防隊にまかせてください。また、大声で周りの人に火災であることを知らせることも大切です。一人での消火活動を考えずにみんなで協力をすることも大切です。

火元別の消化方法を頭にいれておきましょう!

ストーブ

  • 消火器は直接火元に向けて噴射する。石油ストーブの場合は粉末消火器で。
  • 消化器がない場合は、水にぬらした毛布などを手前からすべらせるようにかぶせ、空気を遮断する。

電気器具

コンセントかブレーカーを切り、粉末消火器で消火する。泡消火器などは感電のおそれがあるので使用しないように

カーテン・ふすま・障子

  • カーテンなどは上に燃え広がる前の対処が重要。火がついたら、引きちぎってから消火しよう。
  • ふすまや障子などはけり倒し、足で踏んで消す。その後、水をしっかりかけて消火する。

コンロ

  • 油なべの場合、水をかける、マヨネーズや野菜を入れるのは厳禁。
  • 粉末消火器はなべの全面を覆うように、強化液消火器はなべのふちに向け噴射する。
  • 消火器がない場合は、ぬらしたシーツやバスタオルを手前からかぶせ、空気を遮断する。

たき火

消火器を使う。消火器がない場合は水をかける。水の準備ができないときは、近くのほうきや木でたたいて消し、その後、水をしっかりかけて消火する。

消火器の使い方は覚えておきましょう!

1.消火器を障害物にぶつけたりしないよう注意しながら、火災の起きている場所近くの消火に安全な場所まで運びます。
※あまり離れすぎていると、火への放射前に薬剤が尽きてしまいます。概ね7~8m手前を目安とします。

2.黄色の安全ピンを引き抜きます。

3.ホースを外し、ホースの先端を持って火元に向けます。
※ホースの途中を持つと、放射の圧力などからねらいが定まらず、的確に放射できない恐れがあります。

4.レバーを強く握って放射します。
※消火器が重い場合、消火器を置いたままレバーを握って放射する方法もあります。

5.火の根元をねらい、手前からほうきで掃くように薬剤を放射します。
※自分の身を守りつつ効果的に放射するために、風上から放射します。室内で放射する場合は、出入り口を背にして逃げ道を確保します。

放射時間は、消火器の種類や薬剤の量により異なりますが、粉末消火器で15秒程度、強化液消火器で30~70秒程度です。放射時間や放射距離は本体に必ず表示してありますので、日頃から確認しておきましょう。