大地震発生後は住宅密集地では避難所にたどり着けない可能性も

木造家屋が建ち並ぶ住宅密集地で地震が起きた際、大規模火災になる恐れがあります。そこで東京工業大学の教授が「マルチエージェントシミュレーション」と呼ばれる歩行速度や年齢などの独自情報を用いて、人が避難する流れをシミュレーションした。そこで通常では想定していなかった事実が浮き彫りになります。


地震後、しばらくすると、人は一時避難所へ移動を開始します。

次に大多数の人が一気に移動を始める。これは近くで火災が発生したことに気付いた人たちが一斉に非難を始めるのです。

そして時間がかなり経過したあとに別の場所で火災が発生する。これは通電火災によって時間差で火災が発生するのです。通電火災についてはこちらの記事をご覧ください。

そうなると火災どんどん広がってしまいます。それは同時多発により消火活動が間に合わず、どんどん火災の範囲が広がっていきます。しかし住宅密集地では周りで火の手が迫っているにも関わらず、避難所にたどり着けない人が出てきます。その理由は家屋の倒壊によって道路が寸断されたのです。これは10万4900棟の建物が倒壊した阪神淡路大震災の際にも多く報告されています。

大地震の際には「道路閉塞」というものが発生するので、近くの避難所にすらたどり着けない可能性も出てくるのです。初めは遠くで火の手が上がったからと言って安心できません。

 

<道路閉鎖から逃れる対策>

家から避難所までの道をひとつではなく何か所も事前に見て回り、倒壊の恐れがある建物をチェックして迂回路の道がどこにあるか把握しておきましょう。さらに道が通れない場合では近所の家のを通らせてもらって、通行可能な道まで出る方法も出てくるかもしれません。そのような家が近所の周りにあるかもチェックしておく必要があります。そして避難経路をチェックしたら、家族と避難訓練のシミュレーションをしておくとより効果的です。

 

 

関連記事

ページ上部へ戻る